MAMI-TAから託されたBata Drum
- Takanobu Hino
- 2019年10月31日
- 読了時間: 2分
九州ドラムサークルの大切な仲間、MAMI-TAが亡くなって10年近くが経ちました。彼女はベテランの看護師でありながら、ラテンパーカッションに精通していて、ドラムサークルファシリテーターとして私たちと共に活動してきた仲間でした。
そのMAMI-TAのご主人から、彼女の形見のひとつである、バタドラムを譲り受けました。

バタドラム(Bata Drum,Tambor Bata)とは、キューバの民族楽器で、サンテリアという宗教儀式で使用される神聖な打楽器です。
写真のとおり、両面に大きさの異なる皮が張ってあり、膝に横向きに乗せて演奏します。イヤ(大)、イトテレ(中)、オコンコロ(小)三種類の大きさの異なる楽器でアンサンブルを作っていきます。
ビデオはYoutubeを検索して見つけた、アンサンブルの映像です。

譲り受けたバタドラムはMAMI-TAがキューバのパーカッショニスト「PaPaCho」から購入したもので、ハンドメイドの一点物、素晴らしい楽器です。ただ残念ながら状態は悪く、皮も破けてしまってました。
そこで、「皮を張り替えて生き返らせよう!」と一念発起したのでした。
いろいろネットを調べたり、ペッカーさんにアドバイスをいただいたりして張り替え方を学んだところ、どうやら、コンガやボンゴの皮の張り替え方と同じでいいようです!
それならば、とりあえず破れてしまっている小さい方を張らねばとボンゴのフラットヘッドを探したのですがネットでは見つからず、とりあえずコンガの皮を買ってみました。
最初に張り替えたのは中くらいの楽器、イトレテ。小さい方の皮を外し、たらいに水を張ってつけること半日、皮がべろべろになり枠の鉄製リングが外れました。このリングは、皮を張り直すときに必要になります。
すべての鉄のパーツは、金属磨きで磨いてサビを取り除いて、ボディーは固く絞ったぞうきんで拭き上げました。

さあ、いよいよ皮の張り替えです。
(必死に作業してたので途中の写真はありません(^^)

大きい方は、新しく購入したLPコンガ用のフラットヘッド。
小さい方は、皮が破れて交換した後放置していたパールAfroの使用済みヘッド。
苦労しましたが何とか張ることができました!!
小さい方は再利用のヘッドだったので、張り終えたときには既にヘリの一部が裂けている・・・


初めて張り替えたにしては、まあ上出来かな(自己満足)
張り替え方の要領は分かったので、バタの他のヘッドも交換が必要かどうか見極めて、必要なら張り替えていこうと想います!!