今日は、ドラムサークル勉強会、第2回目になります。
宮崎DC日野はこの度、DCFA認定スティミュレイティブ・ファシリテーターを取得しましたので、
堂々と胸を張って(笑)、
勉強会の「講師」を務めさせていただきました。
今回は、まん延防止等重点措置真っ只中ということもあり、
参加者は少なめ、3名の方にご参加でした。
初めてのご参加2名と、常連様1名で、普段話せないような深い話をお伺いすることができました。
そんなわけなので、がっつりタイコをたたいたのは30分弱くらい。
残りは、ドラムサークルのことや教育のことについてじっくり語り合う時間となりました。
印象に残ったお話を一つ載せておきたいと思います。
「ドラムサークルをファシリテーターなしでやったら、そのうち演奏が空中分解してめちゃくちゃになって終わってしまう。」(だからファシリテーターが必要。という文脈)
と話したら、
参加者のIさんから「バラバラになって終わっても、それはそれでいいのではない?」というご意見をいただきました。
!?
その発想はありませんでした。
ファシリテーターは、空中分解を起こさないように気を使い、どうしようもなくなってきたらランブル(乱打)に切り替えて、「せーの、ストップ」といったん演奏を止め、リセットをかけて次のセッションにつないでいきます。
でも、それって、ファシリテーターが望んでいる方向に無理やり持っていくことになり、
参加者がやりたいことを阻止してしまっているかもしれないのです。
「こうしてこうしてこうやって終わる。」
と、最初からゴールを決めておいて実施するドラムサークルって、
参加者の意図を汲み取ってまとめていくファシリテーションからは程遠く、
かえって参加者を振り回して疲れさせてしまうだけなのかもしれません。
だから敢えて準備はせずにその場の参加者のようすを見ながら、
方向性を決めていくのが一番いいのかな、と思います。
「ドラムサークル勉強会」というスタイルは、
ドラムサークルについてだけでなく、
今、社会が抱えている問題をどうやってよくしていくかという話や、パーカッションの基本的な奏法の話をしたり、
参加者さまのお話をじっくりお伺いしたり
なかなか、有意義な時間になってます。
これからも、通常のコミュニティドラムサークルとは別に、勉強会を続けていこうと思います。
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